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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス FIT2013 第12回情報科学技術フォーラム HOME 一般社団法人情報処理学会 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ
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身近になったライフログ
9月4日(水)15:30-17:30
第1イベント会場 (共通教育棟 A棟 2F A20) 
【セッション概要】ライフログは古くて新しいトピックである。特にこの数年間はスマートフォンや行動記録のためのガジェットの普及が後押しし、日常の写真、会話、行動に関する多種多様なデータが蓄積され始めた。そして、記憶支援、マーケティング、行動予測によるサービス個人化など、具体的なターゲットを意識した試みが始まりつつある。そこで、大学や企業で行われている実践的な研究事例を集め、パネル討論形式でこの分野を概観し、今後の進むべき方向を議論する。具体的には、写真や映像によるライフログの主観性/客観性と個人/社会の関係や、オンライン上の活動と日常の実世界での行動との相互強化について議論したい。
15:30-17:30 パネル討論
司会:角 康之(公立はこだて未来大学 システム情報科学部 教授)
  【略歴】1990年早稲田大学卒業、1995年東京大学博士課程修了。ATR主任研究員、京都大学准教授を経て、2011年より公立はこだて未来大学教授。博士(工学)。知識や体験の共有を促すコミュニケーションツールや、人のインタラクションの理解と支援にかかわるメディア技術の研究に従事。
パネリスト:中村 聡史(明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 准教授)
  【略歴】1976年生。2004年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了。同年独立行政法人情報通信研究機構専攻研究員。2006年京都大学大学院情報学研究科特任助手、2009年同特定准教授。2013年明治大学総合数理学部准教授、現在に至る。サーチとインタラクションやライフログ、情報曖昧化技術やソーシャルアノテーション分析等の研究活動に従事。情報処理学会、ヒューマンインタフェース学会等の会員。博士(工学)。
パネリスト:川井 拓也(株式会社ヒマナイヌ 代表)
  【略歴】2002年に首掛け式のネックストラップ型インターバルカメラ「ライフスライス」を考案。体験を視覚化し共有する活動が同年文化庁メディア芸術祭特別賞を受賞。2004年に撮る側と撮られる側が同時に写るフレーム型カメラ「Howdy?」を開発、ポッドキャストを音声地図として活用する「PodWalker」など独自の発想でライフログを実践している。Ustreamを中心にライブメディアコーディネーターとしても活躍中。
パネリスト:寺岡 照彦(ヤフー株式会社 Yahoo! JAPAN研究所 上席研究員)
  【略歴】1992年大阪大学大学院工学研究科修士課程修了。同年三菱電機株式会社中央研究所入所。2007年9月より、ヤフー株式会社 Yahoo! JAPAN研究所。現在、同所 上席研究員。ビジュアルインタフェースやライフログの研究開発に従事。情報処理学会、IEEE、ACM、各会員。博士(工学)。
パネリスト:小関 悠(Facebook Media Solutions Manager)
  【略歴】京都大学大学院情報学研究科修士課程修了。三菱総合研究所にて官公庁や通信キャリア向けにネットメディア、モバイルビジネスなどの調査研究・コンサルティングに従事。2012年4月よりFacebook勤務。広告ビジネスの拡大を担うMedia Solutions Managerを担当している。専門はウェブサービス、ライフログ、データマイニング。著書に『先読み「情報脳」の鍛え方 情報中毒社会サバイバルガイド』。他ビジネス誌などに寄稿多数。