抄録
RO-006
ビジネス顕微鏡を用いた個人作業時における集中状態判定特徴量の開発
佐藤信夫・辻 聡美・矢野和男(日立)
近年,厳しい経済状況の中,ワーカー1人あたりの業務時間が増加しており,より業務の効率化が求められている。業務の効率化対策の1つとして,集中力を高めることが有効な手段であることは広く知られているが,集中力は感覚的なものであり,どのようにしたら改善できるかがわかりにくい。本報告では,デスクワークにおける集中状態の自動計測を目指し,身体に装着した加速度センサから取得する行動リズムの低周波値の継続時間を用いることを特徴とする集中状態判定指標を開発した。その結果,人間の目視評価による評価データと91.2%の一致を達成した。