抄録
RM-002
深度センサとセンサ椅子を用いた着座姿勢推定機能の設計と試作
金田将英・今野 将(千葉工大)
近年,情報通信技術の急速な発達により,職場においてVDT機器を使用したVDT作業を行うことで,精神的や肉体的に発症するVDT症候群が問題になっている.
また,厚生労働省の調査によると,VDT作業者はVDT作業に関する適正な作業姿勢・作業時間等についての教育を受けたことがない人が多いために,適切でない着座姿勢でVDT作業を行っている事が問題であるとされている.
本研究ではVDT作業者が着座姿勢を認識することでVDT症候群を予防することを目的とする.そこで,VDT作業者に着座姿勢を通知するために,圧力センサを使用したセンサ椅子と深度センサを用いて着座姿勢の推定を行うことを提案する.