抄録
RK-008
上肢障害者の特性を考慮したポインティング操作の研究
本多博彦(湘南工科大)
上肢障害者がPCをマウスで操作する際に,症状による操作特性を考慮して操作性を向上させるシステムついて提案を行う.異なる症状や障害を持つユーザーに対して,どのような症状であっても,最も効率の良いポインタの動きとなる設定値を見出す手法について,マウスポインタの感度を調整することで効率を良くする設計を行った.ターゲット属性との関連として距離や方向に対する依存性を調べた結果,異なる操作特性を持っていても,容易に最適値を見出せることが確認できた。これにより,進行性の症状に追随して操作を支援できるシステムを提案することが出来た.