抄録
RK-005
協調学習によるソースコード識別子の命名学習方法
式見 遼・松浦佐江子(芝浦工大)
識別子の命名がソースコードの可読性を大きく左右する要因の1つであることは、広く明らかなことである。
それにもかかわらず、良い命名を学習するための手法は確立されていない。
その背景には、良い命名を評価する方法が無いことや、効果的な命名の学習方法が提案されていないことがある。

本稿では、識別子の命名学習の難しさについて論じ、次にソースコードの難読化と命名の収集による命名学習の方法を提案する。さらに、手法の具体的な適用事例としてWeb StudyにおけるJava言語の命名学習を示した。