抄録
RK-001
CGMレビュー評価の分布と炎上状態の関係
飯尾 淳(三菱総研)
CGMではしばしば,炎上という状況が発生する.システムの健全性を維持するためには,炎上状態は早期に鎮火,解消することが望ましい.そのため,炎上を機械的に発見する方法が望まれている.できるだけ客観的な判定を可能とするためには,レビューの内容に踏み込まず炎上を判定する方法を探求したい.本研究では,ユーザレビューによる評価値の分布に着目することにより,炎上状態を機械的に発見することを目的として,ユーザレビュー評価値の分布とユーザレビュー自体の評価に関する相関を調べ,さらにユーザレビュー自体の評価が持つ特徴を,炎上状態に関連付けて考察を加えた.