抄録
RJ-006
リスクコミュニケーションにおけるマインドマップを用いたオピニオンリーダ意見可視化の提案
市川恵一・矢島敬士・増田英孝・佐々木良一(電機大)
近年の情報社会において,情報フィルタリング問題など多重リスクが絡んだ社会的合意形成の問題が重要視され,解決するためにリスクコミュニケーション(以下RC)が必要となっている.このRCを支援するシステムであるSocial-MRCが現在開発されつつある.Social-MRCのRCにおける問題点として,一般関与者がRCについていけないことが挙げられる.理由の1つとして専門家(オピニオンリーダ:以下OL)の意見・発言内容が分からないことがある.この問題を解決するためにOLの意見可視化を提案し,実現させるために思考技術であるマインドマップを改良して用いている.本稿ではこの手法を提案する.また,検証実験を行い,その結果を示す.