抄録
RJ-005
一過性のストレス刺激が意図的な表情に及ぼす影響
佐藤和人・間所洋和(秋田県大)・門脇さくら(スマートデザイン)
表情と心理的ストレス状態の関連性を明らかにするために,表情の表出テンポとリズムという枠組みを提案する.特に,意図的な表情の繰返しにより生成される覚醒度の時系列変化に着目し,心理的ストレスが表情の表出プロセスに与える影響を解析する.評価実験では,被験者20名に対して平常状態,快・不快刺激を与えた状態の表情画像データセットを取得し,各被験者の表出テンポとリズムを抽出することにより,一過性のストレス刺激が意図的表情の表出に及ぼす影響を検討する.