抄録
RC-004
故障木図からの例外処理の導出による通信プログラム構築手法
長田知之・原内 聡・北村操代・山地 勉・上野泰秀(三菱)
監視制御システムによっては、独自通信プロトコルの作りこみをする必要がある。通信プログラムは、送受信タイムアウトなどの例外が多いため、例外発生時に行うべき例外処理の漏れが発生する可能性がある。例外処理の漏れは、試験時に発見されることが多いため、工程の手戻り削減が課題になっている。 本稿では、これらの課題を解決する通信プログラム構築手法を提案する。本手法では、シーケンス図などで記述された通信プロトコル仕様から、通信プログラムのソースコードを生成する。また、システムの信頼性分析に使用する故障木図から例外処理を導出し正常時処理に付加することで、例外処理の漏れを削減する。