抄録
O-008
糖尿病性腎症患者の栄養指導支援システムの開発
巴 祐樹(釧路公大)
2012年の診療報酬の改定により、糖尿病患者の透析移行を減らすことを目的にする予防指導が評価の対象となった。
内臓疾患は、食物の影響を受けやすく、栄養管理は非常に重要である。実際に食事療法によって回復した例もある。
本研究はその中でも、糖尿病性腎症患者の栄養指導に着目した。
糖尿病性腎症の栄養指導は、尿、血液などの検査から必要な検査値を抽出、関連させ判断することが難しい。栄養指導に必要な資料を網羅し抽出、判断をすることは時間を要する。
そこで糖尿病性腎症の患者への栄養指導を支援するアプリケーションを開発し、栄養指導の方針に基づいた計画を支援し、患者への適切な栄養指導に使用できるようにした。