抄録
O-001
情報システムにおける災害対策評価
山田耕一・砂田英之(三菱)
事業活動が情報システムに依存するようになり、企業における情報システムの災害対策が必要とされている。災害を想定した事業継続計画については、経済産業省より、「事業継続計画策定ガイドライン」が提示されており、BCMのフローが示されている。また、東日本大震災を契機に、既存の事業継続計画を見直す動きもある。
本論文では、リスク評価のためのシステムおよび災害の定義方法および評価方式を提案する。システム構成をエリア情報、依存関係、コスト情報を持つモデルとして定義することで、損害評価の自動化を可能とする。モデル定義を変更し、再評価することで、災害対策のシステム構成として最適な方法を意志決定支援が可能となる。