抄録
N-015
EV/HEVの報知音を想定した漸増刺激音の定位の主観評価
竹内大貴・大山貴紀・金子 格(東京工芸大)
静音性に優れているEV/HEVは、歩行者が車両の接近に気づきにくく、安全性の面からは走行音が必要と考えられている。車両の接近を知らせるサイン音については、エンジン音に近い物以外に様々な可能性があるが、音質や周囲の環境など、様々な影響によりその認知性が異なる。与えられたサイン音が、認知性の面で適切であるかどうかを判断するには、高精度で信頼性のある評価方法が必要と考えられる。本研究では、サイン音の客観評価手法を検討するため、漸増的に音量があがる信号を用い、瞬時に回答させることによる評価実験を行った。実験結果から、より適切なサイン音評価手法について考察した。