抄録
M-028
MC-CDMA通信方式のためのブロック長制御を考慮したアフィン射影型ブラインドマルチユーザ検出器
大場正太・名取隆廣(東理大)・田邉 造(諏訪東理大)・古川利博(東理大)
本論文は,MC-CDMA通信方式のためのブロック長制御を考慮したアフィン射影型ブラインドマルチユーザ検出器を提案する.提案手法の特徴は,(i)Wangらの手法の拘束条件を適切な条件へと変更した後に,(ii)マルチパス環境下における伝送路変動に対してアフィン射影アルゴリズムの次数(ブロック長)を逐次的に制御することにより,干渉抑圧性能を向上し,急激な伝送路変動に追従可能なことである.提案手法の有効性は計算機シミュレーションにより明らかにされている.