抄録
M-027
モバイルP2Pネットワークにおけるリソース管理方式の一検討
荻野 暢・大島浩太・寺田松昭(農工大)
携帯電話端末の爆発的な普及から、これまでノード密度が低く接続性に課題のあったMANETを利用したモバイルP2Pネットワークが注目されている。モバイルP2Pネットワークは従来のP2Pネットワークと異なり、無線通信端末を利用することから、ノードの移動耐性、アドレスの流動性、ネットワークの不安定さ考慮したリソース管理が求められる。本研究では、既存のMANETプロトコル上にモバイルP2Pネットワークを構築することを目標とし、流動的に変化するMANETにおけるアドレス空間とモバイルP2Pネットワークのアドレスおよびリソース識別子空間のマッピング方式に関する検討事項について述べる。