抄録
M-021
歩行者の状況を考慮した歩車間通信による歩行者安全支援システムの検討
鈴木結香子・松本江里加・山田達也・島田秀輝・佐藤健哉(同志社大)
近年ITSの研究が多く進められており,車両と歩行者が通信を行うことで事故を削減する歩車間通信の開発も行われている.しかしながら,現在の歩車間通信技術は通信帯域が限られるため効率よく情報を交換する必要と,交通事故に遭いやすい高齢者と児童の事故削減を解決する必要がある.
そこで本研究ではgoogle社のアプリケーション「My Tracks」とGPSと路測機を組み合わせ,歩行者の置かれている状況を判断し,危険である歩行者がいる場合,歩行者が所持する携帯端末登録された年齢などの個人情報を利用し,車両に搭載されている車載器と通信を行うことで,高齢者と児童を優先的に安全に歩行できる歩行者安全支援システムを提案する.