抄録
M-010
すれ違い通信を用いた地域情報共有方式の検討
菊池大輝・大島浩太・寺田松昭(農工大)
現在、Twitterに代表されるソーシャルメディアと携帯端末の普及により、情報のリアルタイムな発信が頻繁に行われている。しかし、膨大な量の情報の発生によって、情報の価値判断が難しいのが現状である。本稿では、特定地域において価値の高い情報に着目し、利用者の位置情報と情報投稿ユーザの評価に基づいた情報選別およびプッシュ配信を特徴とするシステムについて述べる。ユーザ評価の尺度として、実際にその地域で活動している人を利用する為、すれ違い通信を利用してその検出を行う。さらに任意時点でのユーザ密度がすれ違い頻度に影響を与える点を考慮し、サーバ支援による時間的制約を除外した間接的なすれ違い通信を提案する。