抄録
M-008
外出プラン作成の為の嗜好情報収集システムの研究
山下和也・岩本健嗣・松本三千人(富山県大)
旅行者を対象とした様々なプランニングシステムが存在する.既存のプランニングシステムは,ユーザの好みに合った店舗候補や立ち寄り先を提示するなど,嗜好情報を利用することを目的としている.しかし,嗜好情報を把握する為に,ユーザに選択項目を選ばせる手間や,選択項目数によっては,充分に嗜好を把握できないといった問題がある.本研究では,この問題を解決する為に,日常生活から収集したGPS情報をクラスタリングし,属性情報を付加することでユーザの嗜好情報の収集を行う.本手法では,一定の条件下において適切なユーザの嗜好情報を収集することができた.