抄録
M-003
ネットワーク監視ツールに基づくネットワーク状態の能動的情報資源化
板橋佑介・Khamisi Kalegele・笹井一人・高橋秀幸・北形 元・木下哲男(東北大)
近年、大規模化・複雑化するネットワークの状況を把握するためのネットワーク監視ツールが多く存在する。それらは情報取得方式や閲覧方法によって性質が異なるため、管理者はこれらを適切に選択・配置・利用しなければならない。よって、管理者にはツールに関する高度な知識が必要とされ、また各ツールを管理する負担も大きい。そこで、ネットワーク監視ツールを、人間が行うネットワーク監視ツールの選択・配置・利用を代行する、能動的情報資源として構築する方法を提案する。今回は、例として代表的なネットワーク監視ツールであるNagiosを能動的情報資源とするための利用支援知識/機能について設計し、一部の機能について実装を行った。