抄録
M-002
VLAN設定の推定に基づくネットワークスイッチの応急的復旧に関する研究
唐鎌行大・北形 元・ヨハン スベホルム・笹井一人・木下哲男(東北大)
本稿では、災害等により破損したネットワークスイッチを迅速に復旧するため、VLAN設定の推定に基づくネットワークスイッチの応急的復旧法を提案する。
災害発生時および発生後におけるインターネットは、情報を取得するだけでなく、被災地から情報を発信するための重要な手段にもなっている。
しかし現状ではネットワーク接続装置の復旧に多大な時間を要し、情報的に孤立する地域が多数発生した。
そこで本稿では、ネットワークスイッチに流入するフレームからVLAN設定を推定し、ネットワークスイッチの設定を自動で復元する手法を提案する。
これにより、ネットワークスイッチの復旧に要する時間を短縮し、迅速な復旧を可能にする。