抄録
M-001
データのread/writeを考慮したKVSの性能伸縮性に関する一考察
堀内浩基・山口実靖(工学院大)
近年,クラウドコンピューティングの普及に伴いデータベースのスケーラビリティの確保が重要視され,この解決策としてKey-Value Store(KVS)が注目されている.KVSは,KeyとValueのみで構成されたシンプルなデータ構造のため,スケールアウトしやすく大規模なデータベースに向いていると考えられている.また,実行時にノード数の増減を容易に行うことができ,クラウド環境などで動的に性能の伸縮させることができる.
本研究では,KVSのノード追加時の性能の伸縮性に着目し,read/write負荷が性能の伸縮性に与える影響について考察する.