抄録
L-026
気象状況を活用したWi-Fiアクセスポイント電波マップ生成システムの試作
Sarunyoo Lamungkun・大島浩太・寺田松昭(農工大)
屋外における無線LAN利用には、利用できる場所が分かり難いこと、気象条件により通信品質が変化するといった課題がある。そこで本論文では、気象状況を考慮した無線LAN通信可能領域適時システムを提案する。提案システムは、情報収集、情報処理、情報提供の3つの機能で構成される。情報収集では、スマートフォンから、無線LAN電波強度(RSSI)、気象状況を収集する。情報処理では、現在の無線LAN通信可能領域を推定するために、収集した情報と気象状況を解析する。情報提供では、推定した通信可能領域情報をユーザのスマートフォンに送信し、これらの情報を基にスマートフォン側で現在の気象状況を考慮した電波MAPの作成と表示を行う。