抄録
L-025
DAQ-Middlewareにおけるコンポーネント間通信の高効率化に関する研究
前田寛幸・長坂康史(広島工大)
DAQ-Middlewareは、ネットワーク分散型データ収集システムのソフトウェアフレームである。このフレームワークは、オブジェクト指向技術を用いて開発されている。
現在、DAQ-Middlewareは、通信速度の点で課題が存在する。そこで、本研究ではコンポーネント間の通信効率を高めるため、CORBAでの通信とともに、Socket通信選択もできる機構を開発した。
また、従来のCORBAと新たに実装したSocket通信の通信速度を計測し、比較を行った。その結果、Socket通信を用いることでCORBAよりも効率の良い通信を実現できることがわかった。