抄録
L-012
IPv6 Flow Label を用いた優先度制御システムに関する研究
許  鑫(広島工大)・長坂康史(Hiroshima Institute of Technology)
近年、情報技術の発展により、多くのデータがネットワークを利用して通信されるようになってきた。これらのネットワークではデータの重要性は考慮されず、どのデータも平等に扱われている。しかし、これからのネットワークを考えると、データの重要性を考慮した優先度制御が必要であると考える。そこで本研究では、IPv6のヘッダ情報の一つであるFlowLabelに着目し、このフィールドを利用して優先度制御を実現した。また、優先度制御機能を付加したネットワークを構築し試験した結果、このトラフィック優先度制御が有効であることがわかった。