抄録
L-011
RTTを用いたエンド-エンド可用帯域推定法の提案と実験的評価
今井雅晴・杉崎義雄・水野 修・淺谷耕一(工学院大)
インターネットにおいてリアルタイム性を必要とするアプリケーションが増加し,これらのサービス品質保証が求められている.そのためにはエンドツーエンドのリンクのなかで可用帯域が最小であるリンクの可用帯域を推定し,それを指標とした制御をすることが有効である.筆者らは,プローブ負荷が小さく,精度の高い可用帯域推定方式の実現を目的に,RTTを用いた可用帯域推定法を提案した.本稿では提案手法の推定精度,推定時にかかる負荷等を実験により評価をした結果について報告する.