抄録

L-002
スパムメールサーバの発信行動変容の推定

スパムをユーザに負荷をかけることなく効率よく取り除く方法にブラックリスト法がある。しかし、この方法では、スパムサーバの判定が静的に行われるので、 一度リストに登録されたサーバが削除されることがなく、そのサーバからのハムメールは届かなくなるという問題がある。我々は、この問題を解決するために、 スパムサーバのスパム発信の時間推移を利用して動的にブラックリストを構築する方法の開発を行っている。本報告では、スパム内の発信時間，IPなどの要素を用いて時間毎のスパム量の計測・分析を行い，スパムの経路・時間的特徴などがどの様に変化するのかを推定する方法を提案する。