抄録
K-051
英文読解能力測定モデルへの熟語難易度の導入
奥村将成・吉見毅彦・南條浩輝(龍谷大)・小谷克則(関西外語大)
従来の英文読解能力測定モデルには,英文テキストの読み易さを測るために必要だと考えられる熟語難易度が言語的特徴に含まれていなかった.そこで,本論文では,言語的特徴として新しく熟語難易度を追加する.そして,言語的特徴と学習者の読解時間を基に英文読解能力を測定する.英文読解能力として,TOEICのリーディングセクションのスコアを用いる.また,英文読解能力を測定するモデルとして,サポートベクター回帰を用いる.実験の結果,本手法による英文読解能力測定の精度は,従来手法の精度よりも良いことが確認された.