抄録
K-046
CHLAC特徴に基づく動画像認識による歩行動作の定量的評価手法に関する検討
柳澤孝文(筑波大)・野里博和(産総研)・坂無英徳(筑波大/産総研)
歩行は人間が行う最も基本的な動作であり,高齢者や障害者のQOL向上や,運動機能の回復において多大な影響を与えるため,リハビリテーション分野において歩行評価は重要である.しかし,歩行動作を定量的に計測するためにはモーションキャプチャシステムなど高価で大掛かりな装置を必要とするため利用されづらいという課題があった.そこで,本稿では安価で簡便な手法として歩行動作映像を立体高次局所自己相関特徴に基づくパターン認識技術により歩行動作の定量的な評価手法を提案する.実験では複数名の健常者の歩行動画像データを用いて各個人の歩行動作を定量化し,本提案手法の有効性を示す.