抄録
K-031
e-learningにおける学習者の行動履歴を利用した講義改善支援システムの開発
大川内隆朗・大谷 淳(早大)・米村俊一・徳永幸生(芝浦工大)
従来、e-learningでは、教員と学生が同じ空間を共有しないので、講義中の学生の反応から講義改善の手掛かりをつかむことは困難であった。本研究では、非同期型e-leanringにおいて、学習者が巻き戻しを行ったり、複数回繰り返し視聴を行ったり、講義を一時停止し単語を検索したり、学習中の行動が顕著に表れた箇所をグラフ化し、教員に提示するシステムの開発を行った。予備実験により複数の学生から行動データを収集した後に、講義を担当している教員に本システムを利用しつつ講義を振り返ってもらったところ、システム利用前には気付かなかったような改善箇所が
教員から提示された。