抄録
J-037
加速度センサを用いた実環境下の空中手書き文字入力インタフェース
福山慎太郎・中井 満(富山県大)
 2つの加速度センサを用いた実環境での空中手書き文字認識のための入力インタフェースについて発表する。本研究では歩行中や走行中の車内などの環境での利用を想定しており、筆記以外の加速度信号が混入する。これを除去するため、腕を使わずに指先で筆記するものとして、指先と前腕の肘付近にセンサを装着する文字入力デバイスを試作した。まず2つのセンサから得られる加速度信号の向きを合わせるため、座標系の回転補正を行う。次に指先のセンサ信号から腕のセンサ信号を減算し、それを認識の特徴量とする。評価実験は走行中の車内で筆記した文字を用いて行った。