抄録
J-034
視線インタフェースのための頭部位置認識機構の検討
○緒方公一・坂元健亮・新納慎吾(熊本大)
本稿は,可視光カメラを用いた視線入力インタフェースのためのユーザ頭部位置の認識機構について検討したものである。視線検出システムにおいて,ユーザの頭部の動きは視線推定位置の誤差の要因となり,赤外線を用いた視線検出システムでは頭部の動きを直接あるいは間接的に検出して補正に利用しているものが多い。
本研究では,頭部の動きを直接検出せず,ユーザ自身が適切な頭部の位置を再現し誤差を軽減するための参照機構について検討している。今回は,偏光板を活用した頭部位置認識機構とその有効性について検討する。