抄録
J-033
ラジオコントロールカーの視線制御に関する検討
正尺宏樹・新納慎吾・緒方公一(熊本大)
 本研究では,画像処理を用いた視線検出システムと入力インタフェースを応用して,視線による物体の運動制御を行うことを目指している.今回は初期段階の例として,視線による小型のラジオコントロールカーの運動制御が可能か どうかの 検討を行う.本論文では以下の成果が得られた.
 ラジコンカーの前進,回転などの単純な動作ならば,システム初心者でも全員が操作可能であった.また,システム熟練者は,より細かな操作や正確な操作も可能であった.システム初心者の実験の成績には個人差があったが,実験者の想定を上回る成績を残した者もおり, 視線による小型のラジオコントロールカーの運動制御の可能性を確認することができた.