抄録
J-024
ユーザビリティ評価における集中と作業成績の関連性の調査
宮崎雄宇・小俣昌樹・茅 暁陽(山梨大)
従来のユーザビリティ評価において,ユーザの状態と作業成績は独立したものと考えられている.しかし,ユーザの状態によって作業成績が変化する研究も報告されており,現在のユーザビリティ評価は正確とは言いがたい.本研究の目的はより正確なユーザビリティ評価のシステムを開発するため,集中で変化する作業成績と生体信号の関連性を明らかにすることである.実験ではターゲット選択タスクや計算タスクを行い,ラジオによって集中を妨げた場合の作業成績と生体信号への影響を調査した.その結果,ラジオの有無によって作業成績や生体信号が変化し,その関連性が示された.