抄録
J-023
対話パターンと脳波変動の時系列解析によるフォローの評価
大山勝徳・金子正人・武内 惇(日大)
本研究は,製品開発プロジェクトやグループ協調学習の身近な事例を用いて共同作業者間の発話のタイミングから分かるコミュニケーションの量の変化とその時の脳波変動に着眼し,共同作業支援のためのフォローアウェアネスの提案を目的とする.そこで,単位時間あたりの共同作業者間の相互作用とα波とβ波の脳波変動について時系列解析を行う.本稿の事例では,共同作業者間のフォローの量を評価し,グループ協調学習の作業進捗(進捗の速度,または,作業上の問題発見から解決に要する時間)との因果関係を見出した.