抄録
I-029
ステレオ3Dカメラや距離画像センサを用いた空間再現手法の一検討
三功浩嗣・内藤 整(KDDI研)
通常の2Dカメラに加えて、ステレオ3Dカメラや距離センサが複数存在する撮影環境下で取得される多視点の映像、および奥行き情報をもとに、オブジェクトの3次元形状を高精度に復元すると共に、任意視点における見え方を厳密に再現する手法について提案する。従来の2Dカメラ映像のみを用いる手法では、グリーンバック等のクロマキー環境を持たない一般空間においてオブジェクトの3次元形状を復元するためには膨大なカメラ台数が必要であるという課題があった。提案手法では、画像情報に加えて奥行き情報を用いることで、限定的な視点数においても高精度なオブジェクト形状を安定的に復元可能であることを示す。