抄録
I-020
Slant-Haar変換符号化の画像圧縮特性についての検討
大見克磨・吉田 茂(愛知工科大)
 静止画像の圧縮には、国際標準化方式のJPEGが広く用いられている。ここでは、より軽量で実装できる方式としてSlant-Haar変換符号化について検討を行った。
 Slant-Haar変換は傾斜を含む直線で、基底関数を構成するため計算が簡単になる。また、低周波成分のみを積み上げて計算するため、ブロックサイズを大きくしても計算量の増加は少ない。
 ブロックサイズを8×8画素から16×16画素に広げたときの圧縮特性を調査した。JPEGと比較評価し、良好な結果を得たので報告する。