抄録
H-038
ハードウェア処理に適したHOG特徴量計算手法と回路設計
露木明宣・富岡洋一・北澤仁志(農工大)
一般に,HOG特徴量は5×5pixelのセルで計算されるが,本稿では,ハード化に適した8×8pixelでのHOG特徴量計算手法を示す.HSVヒストグラムと同じブロック領域で求めて加重和を取ることにより,色とテクスチャの両方を考慮した特徴量が得られる.この結果に基づき,カメラで撮影された画像から直接特徴量生成を行うハードウェアの構成を示し,トラッキングへの応用例,回路規模,処理速度について述べる.