抄録
H-022
車載カメラによる運転評価手法に関する検討
石崎 遼・森本雅和・藤井健作(兵庫県大)
近年,自動車を運転している時の映像や音声,速度等のデータを記録する装置である「車載カメラ」の普及が進んでおり,車載カメラ映像を交通事故の証拠として採用する事例や,車載カメラを取り付けていることによる割引制度を設ける保険会社が増加している.しかし,一般車両が事故に遭遇する機会は稀であるため,車載カメラ映像の利用機会は極めて少ない.そこで,本研究では交通事故時以外の車載カメラ映像を用いて客観的な安全運転評価を行うシステムを開発するために,路面標識と自車速度による運転評価手法を開発し,実験により本手法の有効性を確認した.