抄録
H-018
K-meansを用いたArea-based マッチングによる視差マップノイズの削除
張  偉・Chakraborty Goutam・馬淵浩司・松原雅文(岩手県大)
ステレオ画像マッチングとは,異なる視点から対象物を撮影したステレオ画像を用いて,画像の中の同一箇所を見つけることで視差を決定する手法である。この手法には、area-based マッチングがある。その手法では、注目点に対する近傍の局所的なパターンの相関値を用いて対応付けを行うことによって視差を取得しているため、密な視差マップが得られる。しかし、ステレオ画像において、歪みやオクルージョンが生じることは避けられないので、生成した視差マップはノイズが残る。そのノイズを削除するために、K-meansを用いた、視差マップ専用のノイズ削除手法を提案する。従来のノイズ削除手法に比べて、高い精度が確認された。