抄録
H-016
視体積交差におけるカメラ配置の最適化
海老澤一生・東海林健二・外山 史・森 博志(宇都宮大)
近年、3次元形状復元に関する研究の進化に伴い、精度が高くかつ容易に3次元形状を復元する手法が求められる。視体積交差法は、3次元形状復元手法のひとつである。視体積交差を容易に行う手法の一つに、シルエットを撮影するためのカメラ台数を少なくするという方法がある。そこで本論文では、少ないカメラ台数で視体積交差をする際の、最適なカメラ配置を求めるシミュレーション実験を行った。実験結果から、選ばれやすいカメラ位置、シルエット画像の特徴などがわかった。今後の課題としては、今回分かったシルエット画像の特徴から、視体積交差せずにシルエット画像のみから最適配置の探索を可能にすることなどが挙げられる。