抄録
G-005
色覚モデルを用いた配色の視認性の予測手法
山口美樹・篠沢佳久(慶大)
ウェブサイトを設計する際には,配色など視認性を考慮する必要がある.そこで配色についての見やすさを評価するため,背景色と文字色の組み合わせに着目し,一対比較実験によってデータを収集し,ニューラルネットワークを用いて,配色の見やすさを評価,予測する手法が提案されている.
本研究においては,予測精度の改善のため,人間が色を知覚する色覚モデルの一つであるMulti-Stage Color Modelを導入し,人間が色を知覚する上で重要な要因となる特徴をニューラルネットワークに入力することによって,配色の見やすさの予測精度の改善を試みる.