抄録
F-032
ユーザの閲覧傾向を用いた有用な未知情報の推薦
近藤 司・原田史子・島川博光(立命館大)
ユーザに対して興味のある情報を提示する推薦システムは,ユーザが推薦結果に飽きないために,ユーザにとって未知の情報を推薦することも重要である.しかし,未知の情報が必ずしもユーザに有用な情報とは限らない.例えば,サッカーの戦術について未知の情報が欲しいユーザに対して,未知の情報であるサッカーの歴史に関する情報を推薦しても効果的では無い.本研究では,ユーザに対して未知で有用な情報を推薦する手法を提案する.本手法では,ユーザの閲覧履歴を解析し,ユーザが何に対して未知の情報を求めているのかを推測する.これにより,ユーザは未知で有用な情報を得ることができる.