抄録
F-012
合議アルゴリズムにおける適切なプレーヤ重み変更方法の検討
當間啓介・遠藤聡志・當間愛晃・赤嶺有平・山田孝治(琉球大)
コンピュータ将棋においてあから2010等の合議アルゴリズムの有効性が示されている。
合議アルゴリズムでは、複数の参加プレーヤが投票を行い、より良い手を決定する。
本研究では、合議の際に意見が優先的に採用されるリーダーの存在について注目する。
リーダーの決定には、参加プレーヤに適切な評価を与える必要があるが、本稿では、リーダーを決定するためのプレーヤ評価方法として意見の採用実績、盤面評価値を利用する。
その評価に基づいてプレーヤ票の重み付けを行い、各プレーヤの優先度を決定する。
また、計算機実験を行い、プレーヤ重みの推移が、合議アルゴリズムの勝率にどのような影響を与えるのかを考察する。