抄録
F-010
麻雀における行動戦略に関する研究
高橋翔悟・六井 淳(島根大)
現在、完全情報ゲームや不完全情報ゲームについて様々な研究がなされている。
麻雀は、不完全情報ゲームの中でも1対多不完全情報ゲームであり、1対1不完全情報ゲームよりも対戦相手が多く考慮しなければならない要素が増えるため計算量も多くなる。
本研究では、麻雀における行動戦略の新しい手法として遺伝的アルゴリズムと、モンテカルロ法を用いた手法である、評価値増減法と評価値変動法を提案した。
またインターネット雀荘「東風荘」において対局実験を行った結果、評価値増減法を用いた場合平均順位が2.767、評価値変動法を用いて場合平均順位が2.674となった。