抄録
E-037
シナリオ対話感情コーパスの構築と分析
松本和幸・大西 翼・北 研二・任 福継(徳島大)
ロボットが人間と同じような対話を行うためには,常識情報のみでは不十分で,ユーザ自身の情報やユーザの感情を理解する必要がある.常識情報は,あらかじめ準備しておくか,対話を通して学習していくことが考えられるが,感情情報は,表層的な知識のみでは適切に理解することが困難である.
本稿では,言葉遣いの細やかな変化と,感情の変化との関係を分析することを目的として,演劇用台本における感情を表現する場面の対話文に対して感情とその他の情報をタグ付けしたコーパスを構築した.