抄録
E-027
汎用・識別的特徴量を用いた音声区間検出
奥田博也・田村哲嗣・速水 悟(岐阜大)
本研究では,汎用・識別的特徴量(GA-based Informative Feature:GIF)を特徴量とした音声区間検出を提案する.雑音環境下での音声認識では,前処理として音声区間検出(Voice Activity Detection:VAD)が有効である.従来の特徴量には,音響信号のパワーやメル周波数ケプストラム係数(Mel-Frequency Cepstral Coefficient:MFCC),ゼロ交差数等が用いられている.一方,GIFは音声認識において,雑音下での性能向上が報告されている.そこで本研究ではGIFを音声区間検出に応用し,その性能を考察する.