抄録
E-003
表面筋電位を用いたバスドラム演奏時における脚部動作の解析
能智崇徳・米山 淳・内田ゆず(青学大)
近年、コンピュータを用いた楽器の演奏支援システムの研究、開発が盛んに行われている。このようなシステムの設計には、演奏時の奏者の動作解析が重要となる。これまでのドラム演奏に関する奏者の動作解析において、生体的な情報を用いた解析では、ドラムスティックの制御を見るために上腕部の動作解析を行った報告がされているが、バスドラム演奏時の脚部動作を見た報告はあまり行われていない。本研究では、ドラム経験者・未経験者の間での脚部動作の違いを調査することを目的としている。本稿では、筋肉が随意運動したときに発生する表面筋電位を脚部から計測し、経験者・未経験者、フットペダルの有無の4条件での比較実験について報告する。