抄録
D-018
粒度,網羅の管理と関係,運動の管理
高原利生(所属なし)
現実を認識し変更するためには、粒度、網羅、関係と運動の管理がいる。
粒度と網羅の双方により、今の、オブジェクト特定と、事前の、本質的なものや法則の発見を根源的網羅的に行うべきである。
矛盾は、二項の相互作用の生成と運動、それを可能にする外部運動の総体である。二項とは、一または二オブジェクトの二属性か、一属性の二値である。この矛盾は運動の全体を網羅し、かつ、多様な粒度に対応し一つの矛盾、または属性か値を媒介にする合成ができるため、関係し運動する任意の世界の最小近似モデルとなり、関係と運動を扱う論理としての弁証法論理の単位となる。
人間の生き方に密着した矛盾の形式的処理が進む。