抄録
D-014
オンライン対応型データ転送フレームワークの試作と評価
米田貴雄・山足光義(三菱)
 企業のIT化が進んだ今日では,既存システムとのデータ連携による業務の効率化や,データ統合による個別データ管理コストの削減など,システム間でのデータ連携のニーズが高い.しかし,業務的な要件によりリアルタイムかつ複雑な処理が要求される場合には個別にデータ連携プログラムを開発する必要があり,開発効率や柔軟性に課題があった.
 上記課題に対し,設定だけでデータ転送プログラムの開発や改修が可能なフレームワークを提案した.本稿では,提案方式を実装したプロトタイプとその生産性について評価した結果について述べる.