抄録
C-029
ダイナミック・リコンフィギュラブル技術を用いたハフ変換回路の設計
望月要人・中野秀洋・宮内 新(東京都市大)
ハフ変換は画像における様々な形状の特徴を抽出する手法の一つである。ハフ変換はノイズなどの外乱の影響を受けにくく、安定した特徴抽出が可能であり、様々な応用が期待されている。しかし、その処理には多くの計算量やメモリ資源が必要である。また、ハフ変換を専用ハードウェア化する場合、回路規模が問題となる。本研究では、ダイナミック・リコンフィギュラブル技術を用いたハフ変換回路の設計を行う。ハフ変換において排他的に実行される処理回路を動的に切り替えるとともに、回路面積のバランスを考慮した一部の処理の並列化も行う。評価実験を行い、提案回路は処理時間と回路面積の両方において利点があることを示す。