抄録
C-017
資源制約を考慮したマルチプロセッサシステムの自動生成
松村将嘉・中野秀洋・宮内 新(東京都市大)
近年、各種情報処理機器に対する設計期間の短縮が重要になってきている。このアプローチの一つとして、アプリケーションプログラムからプロセッサを自動生成する手法が提案されている。しかし、最近は小型の機器においてもマルチプロセッサを採用されることが多く、用途に適したプロセッサを一意に決定することは容易ではない。本研究では、実行時間や回路面積などの制約を考慮したマルチプロセッサの自動生成手法を提案する。提案手法では、まず事前にいくつかのシミュレーションに基づく性能の見積もりを行う。次に制約条件を満たすプロセッサ構成の候補を探索する。画像処理を例題とした実験を行い、提案手法の有効性を示す。